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2024/07/11 16:00
紙を暮らしに寄り添う道具として考え、その価値を再発見し紙の道具「紙器具」を作り出しているブランド、「大成紙器製作所」。
古来、日本人は生活の中に紙を取り入れる文化を持っています。ノートや手紙のような “伝える” もの、箱など物を “収める” もの、障子やランプシェードのような室内を “設える” もの。私たちの暮らしに寄り添う道具である紙。紙器具は、紙の価値を再発見し “伝える・収める・設える” を理念とすることでつくられていく新しい道具と言えます。
今回新たに入荷したアイテムは、特徴的なプリーツが入った「PLEATS TRAY」の “Oblique” と “Straight” 、色合いが美しい「TWO TRAY」の “S” と “sankaku” の4種類。

プリーツが作り出す陰影が上質な雰囲気を演出してくれる「PLEATS TRAY」。時計やアクセサリーなどの小物を置いておくのにちょうど良いアイテムです。使用頻度の高いファッション小物は、毎回きちんとしまっておくのは面倒なもの。だからと言って、そのままデスクなどに置いておくのは散らかって見えてしまう。そんな時にちょうど良い収納場所を用意できるトレーです。よく使うペンを置いておくペントレーとしても活躍します。

「TWO TRAY」は、上質な2枚の紙を貼り合わせた、紙のテクスチャーと色のコントラストが美しいトレー。正方形と正三角形の2種類があります。ドイツ南部・アルプス山脈の麓にある、200年の伝統を持つ製紙所で作られた紙を使用。アルプス山脈から流れる水の使用許可を政府からもらって作られています。色を作るのにも一切妥協せず作られた深い色合いは、どんな空間にも馴染みます。色々なシーンで使えるように、紙には特殊な撥水加工が施されています。この撥水加工は、紙加工・印刷業界のものではなく、繊維業界の特許技術で着物にも使われる特殊なもの。水滴が付く程度なら問題なく使用できます。滑らかな質感と深い色合いが美しく、空間に奥行きを与え、置くものを格上げしてくれるようなトレーです。